病院はお友だちばかり
であった。つまり、同年代の人生後半にあるお友達ばかりが目立つのであった。
病院の中は、患者は、ワシらの年代が多いのだが、それを支えている病院のスタッフ、つまりドクター、ナース、事務職・・・の方々は、皆様お若い方ばかりである。これはつまりは今の日本の社会の年齢構成の縮図であろう。
ワシが驚いたのは、ドクターの若さである。女医さんであったが、じつにてきぱきと検査を指示し、そうして診断を下す。無駄な言葉は一言もない。患者は高齢者であるからぐずぐずするし、(むろんワシもその仲間である)何度いっても呑みこめていないようであるし、たいへんだと思う。
だからかもしれないが、無駄ごとも言わず、しかし、質問にもはっきり答える。実に頼もしい限りであった。
その病院はけっこう評判のよい中堅病院?とでも言うべきところで、処理がやや事務的すぎる嫌いはあるが、それはまあ、わし等がドット押し寄せるからしかたのない面もあろう。
ニュースではけっこうワルイ病院もあって、不正請求など、考えられないようなことが起きているようであるが・・・。
思うに、ワシらのからだは、もう60年以上は使用して来ている。メンテナンスもせずによくもここまで持ちこたえてきたものである。最近は、健康ブームとかで、完全なる健康を目指してジジもババも、懸命である。それが生きがいになっておるようなところ、はっきりみえる。
だが、人間もナマモノ。完全なる健康など幻影である。ボロ船修理しつつ、水漏れ無いか、舵は壊れていないか点検しつつ、大荒れの海は避けつつ、どうやら航海して行く。それでいい。
それにしても、医療費は高いなあ。人生後半の経費、ほとんどは医療費に消えるのではないか。ワシの住んでいる自治体では、医療費が無料になるのは、100歳からである。なんと・・・・。絶句ではないか。介護保険料も高いぜ。ヨレヨレの年金生活者からむしるだけむしる、と言う感じだなあ。凄まじいなあ。
ま、そんな愚痴は言っても始まらぬ。ワシの信条として、国政には期待しない、のであれば、何をかいわんや。
ところで、優秀なる若き女医の診断の結果、「とくに心配いりません」だけであった。その間、30秒ぐらい。
若いときはともかく、今、故障なく、生活できていることは、なかなか得がたい幸いと思わなければなりません。
良心的な病院のスタッフに頑張ってください、と言いたいね。若い者に感謝するということ、あまりないのだが、今回は、それが体験できてよかったなあ。ヘンなハナシだが。
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